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更年期チェック

 

更年期障害の対策としては、主にサプリメント・漢方治療・ホルモン補充療法の3つの方法があります。どの方法が適しているかは体質や考え方によっても異なりますので、ご自分にあった方法を見つけましょう。更年期障害は自然の流れから起きることですので、ともかく一人で悩まず、家族や友人に相談して常にリラックスするよう心がけるなどの精神面でのケアーも大切です。趣味や仕事など他のことに気持ちを向け、この時期を克服することも大事でしょう。

サプリメント 漢方療法 ホルモン治療 精神ケアー

サプリメント

◎“植物性エストロゲン”なら副作用の心配も無く効果的

プエラリア「漢方にはなじみがないし、ホルモン治療はちょっと心配…」という方は、通信販売等でも入手できるサプリメントから始めてみると良いかもしれませんね。更年期障害は、女性ホルモン(エストロゲン)の低下が原因ですから、これを補う働きをするサプリメントが効果的です。

その働きに優れているのが「イソフラボン」。イソフラボンは「植物性エストロゲン」ともいわれ、人工ホルモンとは異なり体にやさしく働きかけ副作用の心配もありません。イソフラボンを含む食品としては「大豆」が有名ですが、最近ではタイに自生するマメ科の植物「プエラリア」に豊富に含まれていることがわかり、注目されています。

大豆やプエラリアを主成分としたサプリメントは多数開発されていますので、ご自分にあったものを探してみると良いでしょう。これらは “美肌”や“バストアップ”のためのサプリメントとして紹介されていることもあります。それは、更年期障害も女性の美も、女性ホルモンの活性化により改善・向上するためです。

※ 賢くサプリメントを選ぶために、成分の純度や、原料の品質・安全性が明記されていることを考慮すると良いでしょう。プエラリアにおいてはその価値と希少性から、原産国であるタイ国により輸出や品質等を厳しく管理されています。その基準を満たした製品だけにタイ政府より与えられる「正式輸出許可番号」を取得した製品を選ぶことをおすすめします。

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漢方療法

◎ 医師に処方してもらえば保健も適用に

漢方には直接ホルモンに似た作用や補う作用はありませんが、血行を良くしたり冷えを改善するといった面から、更年期障害を和らげる効果が期待できます。漢方における更年期療法では、加齢とともにホルモンが低下してくるのは仕方がないことと捉え、なるべくホルモンはいじらずに、諸症状を和らげながら体がホルモンの少ない状態に慣れるまで待とうという考えです。

漢方は経験の医学とよく言われますが、血液や各種データを見ながら治療法を確定するわけではありません。本人の身体的所見からその人にあった生薬を決め、それを組み合わせて処方を確定します。ですから医師の経験がものを言う要素が高い傾向にあります。

最近は更年期障害専門の医師がいる病院も増え、医師の中には、漢方に積極的である医師も多くなっています。
本来漢方薬は煎じ薬ですが、もっと手軽に飲めるようにエキスを顆粒や粉末状にした包装のものもあります。大きな病院でも一般の開業医でもほとんどはこのエキス剤が使われています。そしてこれは健康保険の適用がみとめられており、薬局で数万円出して保険の効かない漢方薬を購入するよりはずっと安く手に入れることができますので、医師にお聞きになるのがよいでしょう。

代表的なもの:
更年期障害の治療は『杞菊地黄丸』を基本にし、体力増進・足腰の冷え防止に柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)、のぼせや肩こりがある人には桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)、動悸やめまいには当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、精神不安定を感じる人には加味逍遥散(カミショウヨウサン)などがあります。

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ホルモン治療

◎ 医師と相談しながら苦しい時期を乗り越える

ホルモン補充療法は名前のごとく、失われた女性ホルモンを外から補充する方法です。ですから、ホルモン補充方法は血液でエストロゲンの濃度を検査した結果、ホルモン値が低下している事がわかった方や性腺刺激ホルモン量が増えている人を対象として処方します。一般的にはこのような方法は更年期にすでに入っている方に行います。

効果的には色々なデータによりますと不安やイライラなどの精神症状の改善には少し時間がかかるものの、ほてりやのぼせ、不眠、性交痛に対してはかなり早く効果が得られるようですが、抗鬱剤などを長く使用してきた方には効果が現れにくい傾向があります。

しかし、ホルモン補充療法はあくまでも苦しい時期をこえ、穏やかに閉経後の体調を整えるといった事が基本的な考えですから、長い間服用する必要はありません。体調を鑑みながらおやめになる時期を考えればいいでしょう。まずは1ヶ月ほどおこなって様子を見るのがよろしいでしょう。

また,肝臓に障害のある人や乳ガン・子宮ガンの経験のある方、高いの高血圧、脳梗塞などの血栓症のあった方には適さない面もありますので、よく医師とご相談ください。そして子宮ガンや乳ガンへのリスクと言った面においてもまだ、完全に解決できているとはいえない面もあるため、その療法においては医師と十分にご相談なさり、よく理解した上で始められる事をお勧めします。

 

【2タイプのホルモン補充療法】


▼エストロゲン単独投与法

エストロゲン製剤だけを連続的に投与するものです。

エストロゲン単独投与法:連続投与法

エストロゲン単独投与法:周期投与法

 

▼エストロゲン・プロゲステロン併用投与法

エストロゲンと一緒にプロゲステロンを投与する方法です。HRTの中心となる処方。
ホルモン製剤はエストロゲン製剤ですが、それだけでは悪性腫瘍への懸念があるためリスク軽減のためにプロゲステロンの併用が一般的となっています。

エストロゲン・プロゲステロン併用投与法:A

エストロゲン・プロゲステロン併用投与法:B

*B)はヨーロッパを中心に行われていますが日本ではあまり行われていません。
*飲むタイプと肌に貼り付けるパッチタイプのものがありますが、現在のところプロゲステロンのパッチタイプはありません。

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精神ケアー

◎ 一人で悩まず、とにかく相談することが大事

更年期の大きな悩みの一つは精神的な変化です。これはなかなか他人にわかってもらえない悩みです。多くの場合は鬱に近い症状が表れ、抗鬱剤をのまれている方も非常に多い状況です。

精神的な悩み故になかなか人に理解されにくい点もあり、自分の中にその悩みを溜め込んでいってしまうことが多くあります。大切なのは、できるだけ悩みは外に吐き出し、溜め込まないことです。決して一人で悩まず、カウンセリングや友人・家族に相談してください。家族も「年齢だから仕方ない」とか「女性だから仕方ない」と言わず、真剣に相談にのりサポートしてあげてください。これが何よりの心の支えとなります。

実際、この問題は男性にはあまり実感できないことから理解しにくい問題とは思いますが、女性にとっては今まで経験のしたことのない大きな悩みですので軽視しないように心がけてください。また、奥様方も悩んでばかりいてはダメです。内こもりはかえって状態を悪くします。このため気分を他にそらすことも大事です。今まで時間がなくてできなかったことやスポーツや趣味、早朝散歩、外出、旧友に会うといったこともいいでしょう。このようなことで気分がスッキリするようなチャンスを自分で作り上げるよう心がけることも大切です。

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