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HIROのメディカル・コラム

冷凍受精卵の安全保存期間

体外受精させた受精卵を凍結保存し、解凍後に母体に戻し出産させる不妊治療はいったいどのくらい持つのだろうと皆さんは考えませんか?

スーパーの冷凍食品だって受精卵の冷凍温度とは違うにしても賞味期限というものがあるのですから、生体分野においてもやはりいつまでも大丈夫だといったことはないはずだと皆さんも考えておられるでしょうね。

そうした不妊治療における受精卵の凍結期間の長さに関して先日共同通信より「受精卵の質や妊娠率に影響しない。」とする斗南病院(札幌市)の逸見博文医師による12年間、延べ1790人の治療成績の調査結果を日本受精着床学会で発表することをつたえています。

凍結受精卵は半永久的に保存できるとされており、海外では12年凍結した後に出産した例はあります。しかし、実際に長期保存は安全なのか、問題なかったのは限られた受精卵だけではなかったのかといった疑問は残念ながらまだ解決していないためです。

そこで、逸見医師らは、斗南病院で1994-2005年に受精卵を母体に戻した延べ1790人について、凍結期間と、受精卵の質の良しあしが影響する流産率や妊娠率の関係を調べてきました。

凍結期間を5年までの1年ごとと、5年以上の6グループに分けて検討。妊娠率は平均約20%、流産率は同29%で、凍結期間の延長に伴う影響はみられなかったということです。

同病院で最も長く凍結保存し出産に成功した例は8年6カ月で、母親は昨年後半に女児を出産、母子ともに健康ということです。逸見医師は「少なくとも凍結から8-9年間は質などに影響しないことが分かった。凍結保存中の人たちに安心材料になると思う」としています。

こういった情報は不妊治療に希望をもたらしますよね。

そういえば、余談ですが映画で失った子供のことを忘れることのできない母が第2子をクーロンの子供としてつくり、外見はまったく同じであり喜んでいたところ、次第にその子の記憶までもが以前の子供と同じであるいうことが起きだし、恐ろしい事件がおきてくるといった映画がありました。

実際には記憶のコピーなどは考えられません。これは映画上でのことであったのですが、「人間とは何であろうか?」と考えさせる映画でした。

記事提供は共同通信社

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