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HIROのメディカル・コラム

心臓病リスクの油使用中止

米ファストフード大手ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は30日、来年4月末までに米国内の5500に上る全店舗において、肥満や心臓病との関連が指摘されているトランス脂肪酸を含有する調理油の使用を中止すると発表しました。

米メディアによりますと、ニューヨーク市をはじめ米地方自治体で同脂肪酸の入った油の使用禁止を検討する動きが広がっており、今後、外食産業ではKFCに追随する企業が増えそうです。

KFCによると、2年間にわたり代用油の研究を実施した結果、トランス脂肪酸を一切含まない大豆油に切り替えることを決定しました。最大手マクドナルドなども消費者団体などからの批判を受け、使用量を減らす努力をしていますが、KFCのように全面的に使用を取りやめるのは異例の事。

米国外での対応についてKFCは、国外で同脂肪酸含有の調理油が使われているかどうかを含め現在のところ言及していませんが、日本ケンタッキー・フライド・チキンでは、既に10月から全1144店(10月1日現在)で、トランス脂肪酸の含有量を半減させた調理油に切り替え済みで、さらに商品の味を変えずに含有量をゼロにする研究をしていると伝えています。

ただし、同脂肪酸は肥満や心臓病との関連が指摘されていますが、日本は米国と食生活が異なるため、同社は「過度に摂取しなければ、ただちに健康に害があるとは言えない」としています

また、トランス脂肪酸をめぐっては、バーガーキングも、一部店舗で同脂肪酸を含まない油を試験的に使用するとすでに明らかにしています。また、ウォルト・ディズニーも将来的にはテーマパークで提供する食品やお菓子に同脂肪酸入りの油を使わない方針を決めています。

■トランス脂肪酸

トランス脂肪酸とは脂肪の構成成分である脂肪酸の一種。加工油脂や、加工油脂を使用したマーガリンやビスケットなどの加工食品に含まれ長期間、過剰に摂取すると、血中の悪玉コレステロールを増やすとともに、善玉コレステロールを減少させるとされ、その結果、心筋梗塞(こうそく)などの心臓疾患のリスクを高めると指摘されています。米国では今年1月から加工食品中のトランス脂肪酸含有量の表示が義務付けられています。

記事提供:共同通信社

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