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HIROのメディカル・コラム

羊水から再生医療への光

(再生医療へ新しい光)

体のさまざまな細胞に分化する能力を持つ胚(はい)性幹細胞(ES細胞)に似た幹細胞を、人間の子宮の羊水から取り出すことに成功したと米ウェークフォーレスト大の研究チームが米科学誌ネイチャーバイオテクノロジー(電子版)に7日発表しました。

ES細胞は、病気などで機能を失った組織を人工的につくって移植する再生医療への応用が期待されていますが、受精卵を壊さないと得られないという倫理的な問題が研究推進の障害になっています。

しかし、今回見つかった羊水由来の幹細胞は通常の医療行為から得られるので、倫理的な問題は少ないといえそうです。

研究チームは、胎児の異常などを調べる羊水検査で採取したところ、羊水中に含まれるさまざまな細胞の中から、分化の方向が決まっている幹細胞とES細胞との中間の性質を持った特殊な細胞を選別することに成功。

この細胞の数は全体の1%と少ないのですが、36時間で倍になるという高い増殖能力を持ち、培養条件を変えることで筋肉や神経、肝臓、骨、血管、脂肪の各細胞に分化させることができるそうです。

チームは「羊水由来の幹細胞は将来的に病気の治療への応用が有望だ」と指摘。「10万人分の羊水を集めてバンクを作れば、米国民3億人の99%への移植に対応できる」との試算しています。

思いもよらないところに生命の力がありますね。これからの研究に期待をかけたいものです。

提供:ワシントン共同通信社 1月

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