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HIROのメディカル・コラム

染色体異常の新たな検査

染色体異常の新たな検査。これだけで判断するのは軽率!! 

妊婦健診で胎児の染色体異常などの可能性を超音波画像を利用し、判別する新しい検査に対し、日本産科婦人科学会と日本産婦人科医会は「こうした検査があることを、産婦人科医が積極的に妊婦に情報提供する義務はない」とする見解を盛り込んだガイドラインをまとめました。
ガイドラインでは、検査に関する十分な知識が医師側になく、妊婦への対応もそれぞれまちまちな医療現場の実情を鑑み、適切な対応方針を示したものといえそうです。検査結果次第では、中絶による「命の選別」につながりかねないとの懸念がある同検査には一定の歯止めがかかることになるでしょう。
この検査は、胎児の首の後ろのむくみである「後頸部浮腫(後頸部肥厚)」の厚みを妊娠初期の超音波画像で計測するものです。そこに、一定以上の厚み(妊娠初期に厚みが3ミリ以上)があるとダウン症や染色体異常などの確率が通常より高まる傾向があります。傾向というのは。あくまで可能性であるので、浮腫があっても健康な赤ちゃんが生まれるケースもあるということです。
ガイドラインは、浮腫計測について「母体への負担は少ないが確定診断ではない」と強調し、診断に必要な訓練や経験を積んだ医師が限られていることを挙げています。これにより「まだ標準的な検査にはなっていない」とし、検査の存在を医師が積極的に知らせる義務はないとの見解を示したわけです。
ただ、医師が意図しなくても浮腫が通常の妊婦健診で偶然見つかるケースも多くあり、指針はこうした場合については「情報提供の希望の有無がはっきりと確認できていない妊婦については慎重に対応する」とし、妊婦に説明するかは個々の医師の判断に委ねるとしました。

情報提供: 共同通信

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